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2007年9月25日 (火)

解雇は目前…

今日、愛知製鋼の二次下請企業であり、一次下請から契約をうち切られたことを理由に、10月以降の「廃業」を宣言している、有限会社「三築」との第3回交渉を行った。

三築は30人を超える従業員と、十数社の協力企業を抱えており、従業員は全員解雇を通告されている。これまで多重派遣の真ん中にいて暴利をむさぼってきた三築経営者は、いきなり廃業を宣言したことにより、多くの労働者の雇用を奪ったことに対する、社会的責任に全く欠けた対応に終始している。

今日の団体交渉では、解雇の必要性・正当性を検討する上で、会社の財政状況の公開を求める(今年3月時点で1億7千万円を超える剰余金)も「プライバシー(?)」を理由に公開を拒否、会社を存続させる努力も全く行わず、従業員には「 雀の涙」ほどの退職金(4年働いて3万円!)で終わらせようとする姿勢に終始。

これぞ、労働者の犠牲の下に巨万の利益を上げてきた「人材ビジネス」の典型であり、このままトンズラさせるわけにはいかない。

怒りの訴訟提起と、抗議行動が待っていることを、大久保社長は知るべきだろう。

2007年9月22日 (土)

一日行動

21日は、三つの課題を多くの組合員の参加で取り組むこととなり、ふれあいユニオンの「一日行動」となった。

まず午前10時、愛知製鋼の団交拒否に対し、愛知県労働委員会に「不当労働行為の救済」の審査を申し立てた事件の「第1回調査」に臨んだ。

愛知製鋼ではこれまで二重・三重の偽装請負が行われており、下請け労働者はピンハネされ、社会保険にも入れず、労災隠しも行われるなど、無権利な状態に置かれていた。そんな状況を変えようと、下請労働者がふれあいユニオンに参加し、実質的な使用者である愛知製鋼に交渉を申し入れたが、会社側が交渉を拒否し今回の申立となった。

そして今、愛知製鋼は偽装請負の解消を強いられて、職場の大幅な再編を行っている。その中で、声をあげてきたユニオンの組合員に対し不利益な扱いを行おうとしている。これを私たちは許すことはできない。

ユニオンにとっても労働委員会の審査請求は初めて(「あっせん」は何度もやってきたが)なので、緊張。でも、弁護団を含め17名という多数の参加で取り組むことができて、今後につなげることができたと思う。

午後3時30分からは、ラポールサービス派遣社員解雇事件控訴審裁判。一審の名古屋地裁で解雇無効の勝利判決を受けたが、会社側が控訴し、今回の名古屋高裁での裁判を迎えた。

控訴した割には、会社側からはこれといった新しい論点も出されず、今回の弁論であっさりと結審。11月16日の判決言い渡しが決まった。

その間に一度行われる和解協議にも、勝利を確信して堂々と対応していきたい。

夜午後6時半からは名古屋駅前の会議室で開催された「派遣・請負研究会」結成集会に参加。30人定員の会場は、私たち10数人を含め50人を超える参加者であふれかえった。

Cimg1341 東海労働弁護団が、弁護士、学者、労働組合等に呼びかけて、派遣・請負労働について研究し、具体的問題に取り組んでいこうということで、今回の結成集会となった。記念講演に立った村田浩治弁護士は、派遣労働の基本的な問題点を丁寧に解説した上で、具体的な事件に対し自分が取り組んできた経験をもとにわかりやすく話してくれた。

私からもふれあいユニオンが取り組んできた事例をいくつか紹介させてもらったが、いつもながら、メリハリのない報告で反省。

それにしても、この問題に関する多くの労組や弁護士の関心が高まっていることを実感した。いろいろな立場を超えて、情報や経験を交流する場として、同研究会に関わっていきたいと思う。

2007年9月13日 (木)

安倍総理、突然の辞任

昨日は安倍総理の突然の辞任表明で、家に帰ってから関連のニュースを見続けて寝不足。

今日は、来週の21日行われる愛知製鋼労働委員会に向けて、「労働側委員」に面談し、協力を要請した。

愛知製鋼は古い体質から抜け出せずに偽装請負を放置してきたが、トヨタグループの中核企業であるということで、私たちのような地域ユニオンと「対等に」向き合うことに強い拒否感があるようだ。

私たちの要求はなにも大それたことではない、下請け労働者の安定した雇用と労働条件、法律に基づいた労務管理だ。来週の第1回調査では、そうした私たちの気持ちを伝えていきたい。

事務所に戻ったら、新聞社から安倍首相の辞任に関するコメントを求められた。今日(13日)の朝日新聞夕刊に載っている。だらだらとしたコメントを記者さんがまとめてくれた。

刈谷の工務店で発生した解雇事件の解決に向けて、11日に所轄の労基署に未払い賃金額の調査に行った件は、今日、会社が解雇予告手当と未払い賃金全額を支払うことで決着した。労働法など、社会のルールを全く省みない経営者に一矢を報いた形だ。

2007年9月12日 (水)

専従活動について

6月に「フルタイム専従」となってはや100日が過ぎた。

それまでの午後2時過ぎからの「半専従」と比べて、時間的には倍以上使えるようになり、最初の頃は一日がずいぶん長く感じたのだが、慣れて来るに従って時間の経つのはどんどん早くなり、いつの間にか一週間が過ぎていく。そんなふうに慣れてしまってはいけないと思いつつ。

組合の活動ばかりだと、正直ストレスはたまる。もともといくつかの課題を並行してやっていくことができないばかりか、いやなことは後回しにしたがる習性がぬけきれず、積み残しができてしまったりする。

6月以前だったら、「半専従で時間も限られているから、やむをえない」といいわけもできたが、今じゃそういうわけにもいかない。日々課題を明確にして、漏れのないように仕事したいものだ。

最近は、その日相談や打ち合わせに来た組合員の方に、いろんな事務仕事のうち一つを手伝ってもらってとても助かっている。

一方、動きが止まっているように思われる問題については、一言「あの件は今どうなっているの?」と呼びかけていただきたい。特に自分の問題については、「アピール」してもらうことが、とても大切。

さて今日(11日)は、解雇及び未払い賃金事件の交渉をより有利に進めるために、管轄の労働基準監督署に会社の実情を報告し、組合要求の正当性を確認。明日(12日)はそれを元に新たな要求を会社に送りつける。

明日はまた、部署ごと「請負企業」から「派遣企業」に所属を移され、不明瞭な労働条件の下で働いている労働者の相談が予定されている。重要性を予感させる相談だ。

2007年9月 2日 (日)

8月31日、愛知製鋼下請「三築」と団交

一方的に「廃業」を宣言する「三築」は経営者の責任を果たせ

 この間報告してきた愛知製鋼内の再編の一方で、愛知製鋼内二次下請企業「三築」は、これまでの不正常な労務管理と、経営者自らが愛知製鋼内で警察沙汰を起こしたことを理由に、9月30日付で一次下請企業から請負契約がうち切られることになった。

これを理由に、長年雇用してきた労働者に対し一片の解雇通知で済ませ、一切の雇用責任を取ろうとしない三築の社長に対しては、経営者としての最大限の責任を果たす必要がある。

 8月31日に行った団体交渉では、請負契約の一切の責任が会社にあることを確認し、会社の財務状況の開示、退職条件の提示(退職金、有給休暇未消化分の買い上げ等)を要求し、一週間後の回答を約束させた。

 一方で、三築との請負契約をうち切った愛知製鋼一次下請の「アイチセラテック」が、三築の労働者を「期間工」として雇う提案を行っている。その内容は不安定雇用と労働条件の著しい低下をもたらすものだ。したがって今後はアイチセラテックとの交渉も大切になってくるだろう。

 二重三重にからんだ労使関係のため、交渉する相手も多く、できるところから一歩一歩進めていくしかない。様々な手段を駆使して、ねばり強く闘いを進めていこう。

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