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2007年11月29日 (木)

遠出する日々が続きます

腰の痛みは、先日私の主治医である杉浦先生からの「足にシビレがきていないならヘルニアじゃないよ」「ひたすら安静に」という診断と痛め止めの薬のおかげで、なんとか快方に向かっている(っていうか、ごまかしているだけですけど)

組合の方は、今週は、裁判・労働委員会・交渉が続く毎日。昨日は、日系ペルー人の解雇問題で和解調印。本人納得の解決となり、いつもながら一番うれしい瞬間。

そして今日(28日)からは、連日遠出の日々。今日は浜松まで出かけて「ラポールサービス」との交渉。二つの解雇裁判を連勝で終え、いよいよ職場復帰の交渉。ただし今まで働いてきた豊橋から、派遣先や営業所がなくなってしまったため、浜松にある本社での交渉となった。

交渉自体は、こちらが裁判で完全勝利していることもあって、静かな雰囲気で行われたが、実際の復帰にあたっては様々な困難が待ちかまえている予感。会社がこの間、安易な解雇を行ったことによって払った代償は小さくない。これを教訓にして、組合と協調していく道をとるのか、反対の道をいくのか。会社の出方次第で、新たな闘いがはじまるかもしれない。

明日(29日)は岐阜まで出張。今後の取り組み課題である、外国人研修生実習生問題について、先進的活動を行っている労組から、その実状や交渉での注意点を学んでいきたい。

そしてあさってから(30日~12月1日)は、コミュニティユニオン全国ネットワークの運営委員会が神戸である。労働契約法の成立や派遣法改正の動きのなかで、私たちユニオンが進むべき道や課題について、全国のユニオンと積極的な意見交換をしていきたい。

週末まで腰が持てばいいんだけどね…

2007年11月19日 (月)

第2回組合員全体会を開催

先週初めから腰痛が始まり、後半には満足に歩けなくなり、今日はついに外出先から午後4時には直帰、家で安静にしている。どうやら持病の椎間板ヘルニアが悪化したようだ。そんなに腰に悪いことしていないのに…、とがっかり。

当分の間、かなり活動を制限せざるを得ない。みんなに迷惑をかけて申し訳ありませんが、ご協力よろしくお願いします。

さて、先週末は今期第2回の組合員全体会を開催。前回(第1回全体会)、多くの組合員に参加していただいたにもかかわらず「内容があまりなかったのでは」という反省に立ち、今回は、現在交渉中の企業の偽装請負の実態などを描いたドキュメントの上映や、この間お世話になっている若手弁護士の講演を織り込んでの、組合員交流を心がけた。Cimg1446_2

今回も前回同様多くの組合員の参加を得て、それぞれの近況も報告いただき、今期後半の活動にはずみがついたように思う。ユニオンの仲間たちは、一人ひとりが自分の意見をしっかり持っていることも実感した。

さて、今日は、先日の名古屋高裁でのHさん解雇無効判決を受けて、派遣会社ラポールサービス及び親会社三共梱包に対し、Hさんとすでに前の裁判で解雇無効確定済みのマルコスさんの職場復帰に向けた、団体交渉の申し入れを行うため、本社のある静岡県浜松市まで行って来た。

腰痛がうずいて、一緒に行った仲間にも迷惑をかけどうしだったが、この間長い間交渉が伸ばされていたので、どうしても必要な行動だった。会社が今後も交渉に応じないようであれば、当然不当労働行為として訴えていかなければならない。会社の誠実な対応を望む。

2007年11月16日 (金)

勝利判決!

本日、名古屋高裁で、ラポールサービスにより解雇通告を受けたブラジル人派遣社員Hさんが、名古屋地裁に引き続き「解雇無効」の勝利判決を受けた。

やはりラポールから解雇通告を受け解雇無効を勝ち取ったマルコスの勝利判決から数えると、「対ラポール3連勝」ということになる。

派遣会社で働く全てのブラジル人に大きな勇気を与える結果であり、大いに宣伝していきたい。と同時に、Hさん、マルコスさんに対する雇用責任を、ラポールサービス及びその親会社である三共梱包に対し、今後もしっかり取らせる必要がある。その意味ではこれからが勝負だ。

さて、裁判終了後、場所を移動して、名古屋市役所において、名古屋市交通局と団体交渉を行った。さすがに役所との交渉、良くも悪しくも形式が整えられており、一回目の交渉は「粛々と行われた」という印象だ。

交渉の中身については今後交渉が継続する上で「差し障り」があるといけないので、今回は報告を控え、次回の交渉後に詳しく説明していきたいと思う。

それ以外にも、労災後遺障害に対する損害賠償を求めた交渉有給休暇の使用を巡る話し合いの中で解雇された(交渉の場では「配置転換」を主張)ことに関する交渉(いずれも労働者は日系ブラジル人)が、2回~3回交渉を重ねた後に、労働者の希望に添う形で解決に向かっている。

さらに皆で力を合わせ、未だ未解決の諸問題に立ち向かっていきたい。

ムサシ鉄工提訴 など

11月14日、先日報告した団交拒否のムサシ鉄工に対し、解雇通告を受けたマルセロさんが地位保全等仮処分の申立を名古屋地裁に行った。提訴後記者会見に臨んだマルセロさんは、不当解雇と闘う決意を述べた。

元ラポールサービスの外国人従業員としては3人目の裁判。ただし今回の被告はラポールではなく、昨年ラポールから解雇され派遣先への直接雇用を勝ち取った、その元派遣先企業だ。

直接雇用が実現した経緯で、愛知労働局需給調整事業部による企業への指導があったこともふまえ、雇用継続の決意を込めて、早々に地位保全裁判を行うことを決断した。

そして今回の解雇に当たっては、会社社長が、マルセロさんの兄である平良マルコスの労働組合活動を問題にしており、明らかに不当労働行為だ。

さらに提訴前に設定した団体交渉を、会社側弁護士が、組合の証明を見せろとか、出席している組合員一人ひとりが委任状を持っていなければ団体交渉から排除しようとしたことからも、労働組合敵視の姿勢は明か。

マルセロさんの裁判勝利に向け、みんなで応援しよう。

ちょうど今日、豊橋市に住む外国人(その多くがブラジル人)が2万人を越えた、という新聞記事を見た。外国人の労働基本権遵守はもちろんのこと、自由な労働組合活動が保障されるよう、さらにアピールしていきたい。

2007年11月 9日 (金)

不誠実団交!!

今週はほぼ毎日団体交渉を行っているが、二つの事件については、典型的な不誠実団交=不当労働行為と言える会社側対応に怒り心頭だ。

特にムサシ鉄工事件。昨年、派遣会社ラポールサービスから解雇された日系ブラジル人Rさんが、愛知労働局の的確な指導もあって、当時派遣先であったムサシ鉄工に直接雇用になった。しかし彼が当ユニオン副委員長マルコス氏の弟であることを理由に、直接雇用時点から圧力がかけられており、今年10月末をもって解雇された。

昨年の直接雇用の際にお世話になった弁護団の協力を得て、地位保全裁判もにらみつつ6日会社との団体交渉に臨んだ。

しかし会社側代理人と称する、豊橋の柴田某なる弁護士が、「委任状がない」ことを理由に団交要員として参加した当労組の役員二名に対し交渉からの退席を要求、当労組がこれに応じないと見るや、団交をうち切ると宣言し退席、団体交渉は中止を余儀なくされた。

団体交渉に労働組合の代表者が出席することは労働組合法でも明示された当然の権利であり、不当労働行為以外のなにものでもない。この弁護士、他の労組との交渉の際にも同様の対応を繰り返している「確信犯」であり、本日会社に対し、同弁護士の解任を要求、同時に団体交渉再開を申し入れた。

会社の対応により、今後闘いは新たな段階へと進めることになろう。

そして日研総業である。トヨタ車体に6ヶ月派遣就労していた当労組役員酒井氏に対し、トヨタ車体の仕事がなくなったとの理由で更新を拒絶したにもかかわらず、一方で大々的にトヨタ車体向けの派遣労働者を募集していた事件。

10月の団交で「募集したのが行き違いだった」とする回答をした会社は、いったん求人広告からトヨタ車体の募集を消して酒井氏に対する更新拒絶を正当化し、酒井氏に対しては別の派遣先を紹介すると約束した。ところがその後どうなったかと言えば、募集は再開され、酒井氏に対しては一件の派遣先も紹介しないまま1ヶ月が過ぎてしまった。

11月7日に行った団体交渉では、募集再開を居直り、酒井氏への紹介を行わなかったことについても、求人誌やネットでくさるほど派遣社員を募集しているにかかわらず、酒井氏に紹介する仕事はない、としらっと発言する厚顔無恥さには、前回同様、怒りを通り越してあきれてしまった。不誠実団交以外なにものでもない。

派遣先トヨタグループ及び派遣会社日研総業に対する抗議申し入れ等、今後緊急に行っていくことも視野にいれつつ、本日労働委員会にあっせん申請を行い、次回団交(13日)に臨む。酒井氏を路頭に迷わせることになったら、考えつく様々な行動を準備していくことになるだろう。

闘いはこれからだ。

2007年11月 4日 (日)

大胆な構想力はないけれど

日曜日をゆっくり過ごしていたら、テレビ速報で「小沢民主党党首辞任表明」の文字が。福田首相と会談して、「自民・民主の大連合」話が出て、民主党役員会で否定されたことを受けて、のこと。

夕方4時過ぎからの小沢さんの記者会見を聞いていたが、これからの政局激変の予感を感じさせる内容。方向の良い悪いは別として、迫力のある人だなあ、と思った。

政治の世界ほど大胆ではないにしろ、どんな活動にも「構想力」は必要だと思う。残念ながら今の私にはそれが欠片ほどもない。目の前の課題を一つひとつこなすのに精一杯だ。

個人の才能がないぶん、みんなの力を集めて、積極的な意見を採り上げて、活動をもりあげていきたいものだ。

前回も指摘したが、今、少なくない課題について、膠着状態になっているものがある。

偽装請負・二重派遣の責任を取ろうしない派遣会社キャリオール労働者の声に耳を貸さないヒューマントラスト言い逃れを繰り返して契約更新を拒否する日研総業、そして、偽装請負のもとでさまざまな法律違反が蔓延している愛知製鋼との闘いなど…。

厳しい局面を打開する方法を遅滞なく打ち出していかなければ!

明日から、いろいろと忙しくなりそうだ。

2007年11月 1日 (木)

派遣元の目は派遣先にしか向いていないのか

この間、いくつかの交渉で、会社と主張が平行線をたどり、当該労働者から改めて問題の本質や本人の気持ちを確かめて、今後の取り組み方を検討する機会が増えている。

特に派遣労働者の交渉の場合、会社の根本の発想のなかに、労働者に対してよりも、「得意先」である派遣先に配慮していることが、問題の解決を困難にしているのではないか、というのが私の印象。

今日行われた桑名の派遣会社エムワイエスカンパニーとの交渉(前回報告した件)の中でも、会社担当者や社長の派遣先への気の配りようが目立ったし、日研総業が当労組との約束を破ってでもS君をトヨタ車体に戻さないようにしているとしか思えない対応(緊急に再団交を要求!今後詳しく報告していくことになると思います)であるのを見るとき、「少しは労働者の方を向け」と言いたくなる。

それと同様の印象を受ける企業が、他にも数社見られ、おのおの団体交渉が3回を数え期間も1ヶ月を越えると、交渉としては黄信号だ。しかし、焦りは禁物。最初に述べたように、そういうときは改めて当該労働者が会社から受けた処遇を検証し、本人の思いを確かめることで、今後の取り組み方が見えてくるはず!

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