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2008年10月29日 (水)

10/25 東海労働弁護団総会に参加

10月25日、愛知県勤労会館で、東海労働弁護団第49回総会が開催されたので、当労組からも6名が参加した。

総会のあとの記念講演では、新しい視点からの社会を批評した雑誌「ロスジェネ」の編集長である浅尾大輔さんが、巧みな話術で青年労働者の現状と、注目すべき闘いについて報告して、大変興味深く聞くことができたくことができた。

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10/24 ラポールサービス未払い賃金請求裁判

一昨年、派遣会社ラポールサービスは、まず日系ブラジル人の派遣労働者一人を解雇し、その後通訳をしていたやはり日系ブラジル人を解雇した。

交渉で解決せず、その後裁判で争われることになり、昨年二人とも「解雇無効」の判決をもらい、職場に復帰することになった。

ところが会社は二人に仕事を与えず、組合の申し入れや団体交渉の場でもあいまいな態度に終始し、二人に対する給与支払いも行われないようになった。

解雇無効の判決を受け入れながら仕事を与えず、今回裁判になったら会社は「営業停止状態」で、二人はもはや従業員ではない、と言ってきた。二人はそんな話はいっさい聞いておらず、もちろん解雇や退職の手続きなど行っていない。

ラポールサービスは、「三共梱包」というホンダの梱包部門を請け負っている会社が派遣業を営むために立ち上げた会社であり、事務所も三共梱包の本社ビルの中にある。

ラポールサービスとして責任ある対応が見られないのであれば、三共梱包に対する責任追及に進まざるをえない。

解雇された二人のうちの一人は、今や当労組の外国人組合員の中心で頑張っている。勝利するまで決してあきらめない。会社にその覚悟はあるのか。

10/23ヤマハナ工業団交

知立市にある中小部品会社「ヤマハナ工業」と、パートタイム労働者の解雇について団体交渉を開催した。

すでに、文書のやりとりで解雇の撤回については大筋合意がなされていたので、その後の労働条件について交渉を行った。

日本経済、特に製造業が後退局面にあることは、間違いない。その中で中小の製造業が生き残っていくのは大変なことだと実感する。

先日もある組合員の会社がいきなり倒産する、ということもあった。今回のケースはなんとか、円満に解決を図りたいものだ。

2008年10月23日 (木)

10/22 商船三井キャリアサポートと和解協定

10月22日、紹介予定派遣の契約取り消しにより、労働者に迷惑をかけたことについて、派遣元及び派遣先に謝罪を求めた事件について、派遣元との話し合いにより和解協定を本日締結した。

協定書のなかで、会社は紹介予定派遣の契約を取り消したことで労働者に迷惑をかけたことについて、率直に謝罪した。交渉申し入れのときから誠実に対応していただいた、と思う。

それに比べ、派遣先のDHLグローバルフォワーディングジャパンの対応には全く納得できない。いったん何人かの派遣労働者を面接し、当該労働者については断りながら、再度その労働者を指名して「○月○日から来てほしい」と派遣会社に言ってきたことはまぎれもない事実だ。それに沿って派遣会社が労働者にその内容を伝えたのだった。

それを聞いた労働者は、他の会社からの内定を断って就労開始日を待っていた。ところが突然の取り消しである。

DHL社は当労組の申し入れに対し、文書で「本件に関し、再発防止に向けた対策は特段必要ない」と回答してきた。

紹介予定派遣は、平成16年の改正派遣法から事前面接が認められることになったが、今回のような事態は想定されていたのだろうか。その部分でははなはだ納得いかない。

2008年10月19日 (日)

10/18 組合員全体会を開催

10月18日、名古屋市女性会館第3研修室において、組合員全体会を開催、組合員35名が参加した。

今回は職場・地域での仲間作りをテーマに、コミュニティユニオン全国ネットワーク事務局長の黒崎隆雄さん(神戸ワーカーズユニオン副委員長)から報告をしていただき、それをもとに討論を行った。

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いくつかの職場から争議報告をしてもらったが、いずれも複数の組合員が助け合いながら取り組んでいる闘いであった。これまで個人争議が中心だったが、今後は今回の全体会のテーマのように、職場・地域で仲間を増やして、皆の力を結集して労働者の権利の拡大を実現していきたいものだ。

さて、二次会で黒崎さんと話していて、黒崎さんが名古屋出身で、なんと私と同じ中学卒業であること知り、びっくり。今後とも、労働運動の盛んな兵庫の経験を、「労働運動の空白地帯」と呼ばれるこの地に活かせるよう、ご指導ください!

2008年10月18日 (土)

10/16解雇撤回・労働条件改悪阻止

10月16日、岡崎にある中小企業で起きた解雇事件と労働条件改悪問題について、団体交渉(三回目)により、円満に解決することができた。

トヨタや三菱の自動車部品会社の「孫会社」にあたる全従業員で10人ほどの会社で、日系ブラジル人が解雇された。

私傷病で何日か休んだだけで解雇が通告されたもので、1回目の交渉で解雇は撤回されたが、解雇撤回までの間に、外国人労働者全員の時給が200円減額(賃下げ)されてしまっていて、復職した組合員にもそれに従うよう、求められた。

社長は交渉の大半を現在の経済環境、取引先からのコストダウン要求の厳しさを述べ、賃下げの理由を語った。しかし交渉の結果、賃下げ提案も撤回され、従来通りの労働条件で継続雇用されることとなった。(よかった!)

企業、特に中小零細企業を取り巻く経済環境が今後更に厳しくなっていくことは確かだろう。今後同様の雇用問題が多数発生することが予想される。

雇用と生活を守る労働組合の真価が問われる時代がきた。がんばらねば!

2008年10月13日 (月)

10/12 ユニオンみえ光精工闘争に参加

12日(日)、三重県桑名市のうまさかした公園でユニオンみえの主催する「光精工の偽装直接雇用を粉砕し期間の定めのない雇用を実現する決起集会」が開催され、同労組組合員と地域の仲間150名が参加し、集会とデモが行われた。Cimg2034 Cimg2042 Cimg2055

当ユニオンからも7名が参加、他に管理職ユニオン東海、なにわユニオン、JMIU愛知及び静岡の日系ブラジル人などの仲間が参加し、ユニオンみえの画期的闘いに合流した。

今回の光精工闘争は、派遣労働者が直接雇用を勝ち取り、雇用の安定と労働条件の向上をめざす集団的闘争であり、その闘いに日系ブラジル人80名が立ち上がり、ストライキを辞さず闘い勝利をかちとるという歴史的な闘争である。

12日の集会は、会社との交渉が決裂した場合は無期限ストライキ突入集会となるところだったが、前日の大詰めの交渉により妥結にいたり、急遽勝利報告集会として行われた。

集会及びデモ行進は、ポルトガル語のシュプレヒコールや楽器や太鼓で大いにもりあがった。ユニオンみえの勢いのある集会に参加でき、当ユニオンの仲間も大いに力づけられたと思う。

(詳しくはユニオンみえのブログをご参照ください)

2008年10月11日 (土)

10/10テクノプレーン団交

 「航空機組立特化型人材サービス」業を自認するテクノプレーン(名古屋市熱田区)は、派手な求人で大量の社員を採用しながら、人員に見合った仕事を確保できず、2週間の研修期間を終えた社員を「作業見学」と称して、ただ作業を立って見ているだけの状態を何ヶ月もの間40~50人の労働者に強いることを行ってきた。

 今回、会社は仕事の減少を理由に数十人の労働者に対し退職勧奨を発動、大半の労働者が失意のまま会社を去っていく中、数名の労働者が退職勧奨を拒否し、会社のこの間の対応に異議を唱え、交渉に臨むことを決意した。

 今日はその一回目。ひたすら立ちっぱなしで何もさせられない状態が何ヶ月も続いていたことについて、会社側責任者が「知らなかった」と発言するなど、無責任な会社の対応が明らかになった。

 そして会社の経理状況や「作業見学」や「自宅待機」を発する労務管理の是非について、会社がただちに必要な調査を行った上で次回団交を開催することとなった。

 

2008年10月 9日 (木)

10/9岡崎の裁判所にて

今日10月9日は2件の裁判があった。ともに名古屋地方裁判所岡崎支部。

午前中はイナテック解雇無効裁判の第1回口頭弁論。

偽装請負で長年働いてきた日系ブラジル人労働者が、実際に働いてきた、トヨタ系の部品会社イナテック(幡豆郡幡豆町)に対し、雇用関係を認めさせ雇用継続を求める裁判だ。

会社の人(イナテック、請負企業)が全部で10人ほど傍聴に来ていた(本気モードだ)。また、裁判には遅れたがマスコミ関係者も来て、裁判後に本人から事件の概要を聞いてくれた。

一年かかるか、二年かかるかわからない大変な裁判だが、本人はファイトまんまんだ。

午後はトータルサービスシステムズ(刈谷)解雇無効裁判の第2回口頭弁論。

こちらは、偽装請負から派遣契約に切り替えた会社相手の裁判。やはり原告は日系ブラジル人。

派遣先からいらないといわれたから、と派遣労働契約を無視して解雇した会社。偽装請負の事実を居直り、ユニオンとの交渉経過もゆがめるなど、許し難いことが多すぎる。

二つの裁判とも、同じ裁判官が担当。的確な指摘、テキパキとした進行に好感が持てた。しっかり証拠集めや意見表明を通じて、共に勝利判決を勝ち取りたい。

2008年10月 6日 (月)

10/5たまには本の話でも

この間、交渉報告をしばらくさぼっていたが、次々と行っている状態。明日からの一週間も交渉や裁判が目白押しなので、できるだけ報告していきます。

今日10/5は日曜だったが午前中相談があったりして、ゆっくり休む、という訳にはいかなかった。

それでも、夜には久しぶりに読書。先日のユニオン全国集会で「フリーター全般労組」の人たちが売っていた「POSSE」という雑誌に目を通す。

「新たなヴィジョンを拓く労働問題総合誌」というふれこみで派遣労働問題に焦点を当てている。若い人たちによって作られている、と推測するが、意外と類書がないぶん、今後の期待できそうだ。

それとは別に、最近テレビなどでもちらっと紹介があった「ロスジェネ」という雑誌にも目を通してみた。こちらは「超左翼マガジン」と銘打っている分、政治的色合いが強い。とはいえ、従来の左派系の論説ではくくれない、自由な発想を感じる。

ここ十年、読みたい、と思えるような雑誌がなかったので、若い世代によるこうした雑誌の発刊に時代の変化を感じる。すぐに消えることなく、発行を継続してもらえればと思う。Posse_3 Photo_2

2008年10月 1日 (水)

9/30テクノプレーン申し入れ&三築裁判

 9/30早朝、神宮前にあるテクノプレーンという業務請負・特定派遣業に交渉の申し入れを行った。

大量の人員(70~80名)が入社したにもかかわらず、「仕事がない」ことを理由に長期間(2ヶ月近く)にわたって「作業見学」(社員の作業を一日中見学。休憩時間以外座ってはいけない)をさせられ、最初の話と違う場所へ2ヶ月ほど就労を求められた後、また長期の「作業見学」・違う場所への就労が繰り返された上で、退職勧奨を受けた、という事件。 

多くの労働者が失意のまま退職していったという。大量募集にともなう雇用責任の重みを会社はどのように考えているのだろうか。

10月10日、第1回目の団体交渉が設定された。

 午前、名古屋地裁で「三築」の裁判(弁論準備)があった。会社の一方的な廃業宣言によって雇用を奪われた労働者4人の解雇の無効を求める裁判。

 次回期日11月12日に和解ができなければ、いよいよ証人尋問だ。  夜には、新たにユニオンの仲間につきつけられた解雇通告について、検討。この間、ほんとうに解雇事件が後を絶たない。

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