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2017年3月18日 (土)

労災はなかった!?

今日の団交。
労災保険で障害等級12級の後遺症が残った外国人労働者の、会社責任に基づく損害賠償を求める団体交渉で、驚くべき展開が。

手すりのない急な階段から転落した労災事件について、会社側弁護士より事件が起きたときの状況や業務内容について、結構細かい質問があったのち、いったん休憩をはさんで、今後の交渉の進め方として会社からあった結論は…「労災はそもそもなかった」というもの。

えっ!すでに労災の報告が会社自身が行い、休業や障害の労災保険の支払いが認定され支払われているにもかかわらず!労災は本当はなかったと!!

その後、その根拠をいくつか述べられたが、要するに労働者が自作自演で12級の障害が残るような怪我を起こした、という結論なのだった。

長年交渉を行ってきたが、「その労災事故に会社の責任はない」との主張は当然にあるけれど、そもそも労災事故など存在しなかったのだ、という回答を受けたのははじめてだ。

ミステリアスである。

過去に、外国人が労災の補償ほしさに自分で機械に手を入れたのだ、と主張されたことが二回ほどあった(いずれも外国人差別としか思えない事案)が、「実はなにもなかった」「どこかでつくった怪我を労災だと騒いで、まんまと労災扱いしたのだ」という今回のような主張には出会ったことはなかった。

労働者は当然ながら、「会社はウソばかり言っている」と憤っている。
長い闘いになりそうである。            

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