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2018年12月22日 (土)

海部ペリカン配送、団体交渉申し入れに応じず

株式会社日本郵便の配送業務を請け負っている海部ペリカン配送(愛知県海部郡蟹江町/配送業/代表 西川原 清貴)で働いていた元従業員数名が当労組に加入し、現在交渉の準備を進めています。

 

20181119日以降、当労組は海部ペリカン配送に対し団体交渉の申し入れも含め3回にわたり文書を送付しました。しかし会社側の対応は酷いもので、1回目は「不在留置期間切れ」、2・3回目(いずれも団体交渉申し入れと封筒に明記)は「受取辞退」。団交拒否の不当労働行為です。さらに1218日付内容証明郵便にて未払い賃金の請求書を送付していましたが、これについても「受取辞退」。

今後は労働組合としての行動、そして具体的な法的対応を進めていくよりほかありません。

 

この事件の概要は以下のとおり。

 

海部ペリカン配送は、日本郵便から請け負った配送業務を、出来高制の請負だとして当該組合員らに割り振っていました。

しかし実際の現場では、出勤日や出勤時間、配達日、配達個数を指定されるなど、彼らに裁量(請負的な要素)はありませんでした。よって、彼らは労働基準法の適用を受ける労働者と考えられます。

 

配送業務は早い人でも8時から20時過ぎまでかかり、その間休憩もろくに取れないような状況で従業員は働かされ続けてきました。この実働時間で考えると、人によっては最低賃金を大きく下回っています。

 

さらに問題なのは配送前の郵便局内仕分け作業です。

郵便局職員の出勤時間を待っていては間に合わないため、当該組合員らは640分には出勤するよう指示を受け、そこから1時間仕分け作業に従事していました。

 

そして、配達とは別計算で仕分け作業に対する給与が支払われていましたが、なんとその金額は1日につき150円。1回の仕分けは1時間程度(さらに長い場合もある)なので、単純計算すると愛知県の最低賃金を748円下回っています

 

今回申し入れている内容は以上の状況による未払い賃金です。

海部ペリカン配送代表の西川原清貴氏は速やかに団体交渉に応じ、問題解決に対し誠実に向き合っていただきたいと思います。

 

一方、日本郵便の配送コストを削減するために下請け会社に低コストで業務を請け負わせ、その内部でのやり方を放置していることも事件の原因であると考えられます。

この構図は、他の地域でも十分起こりうる(あるいは全国的に問題化してくる)問題です。

なお、この件に関しては、海部ペリカン配送と請負契約を結んでいる日本郵便に対しても問題解決に向けて対応を申し入れていますが、現時点では積極的な解決姿勢はみられません。

 

状況によっては、海部ペリカン配送や日本郵便への申し入れのみならず、しっかり社会問題化していく必要があります。

2018年12月12日 (水)

盟和ユニオン 活動報告

 盟和精工の労働組合、「盟和ユニオン」です。

 私達は、結成以来『前の工場長による不当配転』『係長の残業代毎日2時間カット』『55歳到達時の給与減額』などについて、会社と粘り強く交渉し改善してきました。これらは組合活動としては大きな成果だと思います。

 結成から2年が過ぎて現在新たにパート社員や嘱託社員の待遇問題について交渉しています。盟和精工には弁護士がついていますので、違法性の高い問題については改善して頂けましたが、『パート社員の給与問題』や、『パート社員や時短の嘱託社員に賞与を支給しない』、『作業着の無償支給』などの問題については、要求には応じられないというような態度を取っています。

パート社員の給与問題
 20年も働いているのに新入パート社員と同じ最低賃金レベルの時給(900円)しか支払われていないフルタイムパート社員について、会社から、「パートタイマーについて年功序列的な考え方を取っておりません。業務内容、作業内容及び習熟度等を総合的に判断して、妥当な時給金額と判断しております。」との回答を貰いました。年功序列ではないにしろ、習熟度を判断して頂けるなら、新入パートと同じ時給にはならないと考えますので、少なくとも1000円への昇給を考えて頂きたいです。

パート社員や時短の嘱託社員に賞与を支給しない
 盟和精工では、パート社員や時短の嘱託社員には賞与を支給しないことになっております。なぜでしょうか? それらの人も正社員と同じように仕事をしております。勤務時間が短いのであれば、その時間比率で賞与を検討して頂いても良いと考えます。

作業着の無償支給
 盟和精工では入社時の作業着(2着)は無償で支給されますが、3着目からは作業着の半額分の金額を労働者に負担させます。作業着は仕事で使うものです。当然、会社が全額負担するべきであると考えます。

 これらの問題について、今後も粘り強く交渉していきたいと思います。盟和精工で働くみなさんのご協力をお願いします。

2018年12月 5日 (水)

旭日産業からの回答に対し再申し入れ

  旭日産業株式会社(あさひさんぎょう、名古屋市中区、内装・断熱工事等の専門工事会社)で働く内勤社員の労働条件に関し、この間団体交渉を続けています。11月14日の団体交渉で、会社に回答を求めたことについて、11月21日付で回答がありました。

 ユニオンが回答を求めたのは、(1)内勤社員の平均賞与額の提示、(2)I組合員が会社を誹謗中傷し続けているとの会社主張の具体的事実の提示、(3)高橋宏之社長の団体交渉参加、の3点です。

 残念ながら、会社の回答は非常に誠意に欠けるものでした。

(1)内勤社員の平均賞与額の提示、についての回答は、「プライバシー、個人情報保護のため開示できない」という回答でした。しかし内勤社員の平均賞与額を示すことがどうしてプライバシーや個人保護上問題になるのでしょうか? 理解に苦しみます。
 そもそも平均賞与額の提示を求めたのは、会社が他の内勤社員に関する資料(支給額、評価点数など)は名前を伏せても誰だかわかってしまう可能性があると主張したため、では平均賞与額なら出せるでしょう、ということで要求したものです。

(2)I組合員が会社を誹謗中傷し続けている、との会社主張の具体的事実の提示については「具体的な会社名や個人名は、当事者に迷惑を掛けてしまうおそれがあるので明示しない」という回答でした。いったいどんな迷惑がかかるのでしょうか。
 また会社は、「現在もI組合員が誹謗中傷を続けている」と主張しているのですから、では何時誹謗中傷したのか、時期は、明らかにできるはずです。その提示もありません。

(3)高橋宏之社長の団体交渉参加については、「N部長に権限を一任しているから参加できかねる」との回答でした。
 当ユニオンは、会社がN部長に一任していることは承知のうえで、解決に向けた方策として、高橋社長の団交出席を求めています。高橋社長みずからが組合やI組合員と向き合ってこそ、本件解決への道筋が見えてくるのではないかと考えるからです。

 高橋社長はN部長に全幅の信頼を寄せておられるようですが、上記のように、今回の会社回答も、回答になっていない回答としか思えません。高橋社長は本当に貴社回答が組合への合理的な回答、説明となっているとお考えなのでしょうか。
 私たちは、会社が組合と誠実に向き合っているのか疑問に感じざるを得ません。これが高橋社長がN部長に交渉を一任していることの結果であり現状です。
 高橋社長には、現状を打開するために、みずから団体交渉にご出席いただきたいものです。

 ユニオンは、再度、申し入れを行いました。今後も職場での宣伝活動も考えつつ、適正評価による賞与支給、賞与制度の改善、Iさんへの不利益な扱いをしないことなどを求めて行きたいと思います。
 旭日産業で働くみなさん、関係者のみなさん、ご支援、ご協力をお願いします。

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