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2023年10月17日 (火)

トヨタ紡織は妊娠した派遣労働者の派遣契約の打ち切りをやめよ!

 派遣会社NC企画の派遣社員としてトヨタ紡織猿投工場で3年以上派遣就労してきたAさんは、今年6月に妊娠がわかり派遣元と派遣先の担当者に伝えたところ、9月30日での雇い止めを文書で通告されました。

 Aさんが当ユニオンに加入しNC企画と団体交渉したところ、NC企画はトヨタ紡織からのリストに従い派遣を打ち切ったことがわかりました。またNC企画は派遣法で発行が義務づけられている就業条件明示書をAさんが入社して以来ずっと発行していないことが明らかになりました。

 

 ユニオンは、派遣元に就業条件明示書の作成を求めるとともに、以下のことからAさんを引き続きトヨタ紡織で働かせるよう、派遣元・派遣先に要求しました。

 

(1)妊娠を理由とした不利益取扱は許されないこと。

(2)派遣先が個人を特定して派遣契約の継続・打ち切りを決めることは許されないこと。

(3)同じ派遣労働者を同じ部署で3年を超えて派遣就労をさせてはならないこと。派遣先が続けて働かせるなら直接雇用したとみなされること。

 

 このユニオンの要求に対し、派遣元のNC企画は就業条件明示書を発行する約束はしましたが、トヨタ紡織の仕事は確保せず、Aさんの家から遠い派遣会社が管理するアパートの空室の掃除を一人で行う仕事を、時給を大幅に切下げて行うよう通知してきました。

 一方、派遣先のトヨタ紡織は、自分は雇用主ではないので、全て派遣元に聞いてくれと、ユニオンからの問いかけを無視し続けています。しかし上記(1)~(3)について派遣先として答える義務があります。

 この間ユニオンは、Aさんと共に、(1)については愛知労働局雇用均等室に、(2)(3)については同需給調整事業部に、相談と是正申告を行っています。

 

 NC企画には重大な過ちを犯した派遣会社として労働者に不利益になる対応を行わないことを求めます。またトヨタ紡織は愛知を代表する大企業として、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、法律を遵守し、労働者・組合に真摯に向き合って問題を解決することを強く訴えます。

 

 なお、トヨタ紡織グループはインターネット公式サイト上で「トヨタ紡織グループ人権方針」を掲げていますが、今回の妊娠を契機とした不利益取扱いは明らかな人権侵害行為であり、自らが掲げた人権方針にも反するものです。

 

関連サイト

人権の尊重|社会|サステナビリティ|トヨタ紡織株式会社 (toyota-boshoku.com)

 

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