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2025年5月16日 (金)

愛知学院らを提訴 -愛知学院大学分会ブログNo.7-

学校法人愛知学院(理事長 龍谷顯孝)が運営する愛知学院大学の総合政策学部・総合政策研究科(学部に併設の大学院)を背景として、2015年から現在に至るまで一部の教員によって大学院生や大学院を受験しようとする学生及びそれらの学生をサポートしていた学部教員に対してのパワハラ、アカハラ、女性差別、人種差別、不正入試等の問題が起きています。


 

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愛知学院大学分会ブログNo.6でもお伝えしたとおり、愛知学院は名古屋ふれあいユニオンとのこれまでの団体交渉で誠実な対応をしてきませんでした。この不誠実団交等の不当労働行為については、愛知県労働委員会に対し不当労働行為救済申立を行い、現在調査が進められているところです。

一方、不誠実団交により真摯な話し合いによる解決ができないため、組合員Aさんは大学を経営する愛知学院らを相手に、2024年12月26日、名古屋地裁へ損害賠償等を求める裁判を提起しました。


◆提訴を伝えるNHKのニュース

“昇進に差別的な扱い受けた” 愛知学院大学の准教授が提訴

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20241226/3000039094.html


裁判で求めているのは昇任差別によって受けた損害の賠償等ですが、Aさんが真に求めているのは、愛知学院大学から差別やハラスメントがなくなることです。


2025年4月21日に開かれた第1回口頭弁論期日には、傍聴席に入りきらないほどの支援者らがかけつけました。

Aさんは意見陳述を行い、人種・国籍差別やアカデミックハラスメントなど様々な過去の問題を指摘し、裁判にかける決意を表明しました。

第1回期日の様子は、複数の新聞社が意見陳述の様子を含め紙面で伝えています。


次の期日は2025年6月4日14時30分から、名古屋地裁1103号法廷で行われます。次回も弁論期日ですので傍聴可能です(席数に限りがあります)。


裁判や労働委員会で係争中であっても、愛知学院大学内部では様々な問題が激化し、組合員らは強い圧力を受けています。

愛知学院大学から差別やハラスメントをなくしたいと願う心あるみなさん、引き続きこの闘いをご支援ください。

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