カテゴリー「名港陸運」の6件の記事

2019年4月17日 (水)

名港陸運事件の最高裁決定に際しての声明

 名港海運の関連会社の運送業「名港陸運」は2015年10月、長年働いてきた労働者の病気休業後の復職を認めず退職扱いにした。労働者は当労働組合の組合員であり、病後の復職を強く求めていた。

 同年12月、労働者は地位の確認と賃金の支払いを求める裁判を名古屋地方裁判所に提訴した。2年余りの審議の末、会社の退職扱いを無効とする判決が出された。そしてその後の名古屋高裁・最高裁でも結論は変わらず、本年3月12日、労働者の地位確認、賃金支払いが確定した。

 会社には、長い間労働者の復職を認めず、つらい思いをさせてきたことを深く反省し謝罪することを求める。そもそも労働者は病気休業後の復職に際し、会社の求める面談や書類提出にすべて応え、復職に向けた当労働組合との交渉の席でも復職後の勤務の仕方について協議していた。そのなかでの突然の「休職満了による退職」通知は労使協議をも無視した暴挙であり、この事実上の解雇に対して労働者が裁判提訴することに、当労組も全面的に協力した。

 裁判が始まると、会社は復職の是非とは無関係な労働者を中傷する主張を行うなど、不誠実な対応に終始した。さらに控訴・上告をすることによって、いたずらに裁判が引き延ばされた。
 当労組は、会社が裁判結果を厳粛に受け止め、労働者に謝罪し、直ちに職場に戻すよう強く求めるものである。


                          2019年4月17日
                         名古屋ふれあいユニオン

2018年10月 4日 (木)

9月26日、名港陸運裁判、高裁でも勝訴

 名港陸運で働く当労組組合員Aさんは、病気で療養後復職を申し出たにもかかわらず、2015年10月休職期間満了で退職扱いにされた。団体交渉でも会社の対応が変わらないため、Aさんは同年12月、従業員としての地位確認を求める裁判を提訴。一審の名古屋地裁では1年9か月にわたる弁論・証拠調べをへて本年1月原告の全面的勝利の判決が出された。しかしその後も会社は復職を認めず、高裁に控訴した。

 高裁での審議はすぐ結審となり、本年9月26日、被告会社の控訴は棄却され、再び原告Aさんの勝利判決が言い渡された。当然の結果ではあるが、再度の勝利をAさんと共に喜んだ。

 Aさんの失われた権利はすべて回復されなければならない。会社はもはや悪あがきをやめ、裁判の結果を受け止め、ただちに復職拒否後の賃金を支払い、Aさんを職場に戻すよう、今後申し入れていきたい。
 また、病気療養後の労働者の復職を正当な理由なく拒否する類似の事件は少なくない。今回の勝利判決を、企業の同様な対応に苦しむ労働者の問題に生かしていきたいと思う。

2018年2月 2日 (金)

名港陸運解雇事件、勝利判決

 名港陸運株式会社( 愛知県知多市・名港海運関連会社)に勤める名古屋ふれあいユニオンの組合員が、病気で長期休職し、休職期間満了前に復職を求めたにも拘わらず、期間満了を理由に退職扱いされた事件の判決が1月31日にありました。

 判決は原告の社員としての地位を確認し、賃金の支払いを命じるとともに、この種の裁判ではなかなか認められない慰謝料の支払いも命じるものであり、大きな勝利です。

 会社が判決の内容を真摯に受け止め、誠意ある対応をするよう強く求めます。 

 判決内容は、以下の通り


2月1日の中日新聞朝刊でも報道されました。

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2016年3月 3日 (木)

名港陸運裁判、始まる

 本日、名港陸運(名港海運のグループ企業)で働くAさんが、病気休職退職扱いは不当だ、として提訴した裁判の第一回口頭弁論が行われた。
 
 裁判を始めるに当たり、Aさんが意見陳述に立ち、検査で胃ガンがみつかり胃の全摘手術後のつらい養生生活をへて職場復帰可能な体調を回復したにもかかわらず、会社から何の説明もなく復職を拒否されたことへの怒りと不安を裁判所に訴えた。

 Aさんの復職に向けた闘いを今後も支援していきたい。

2015年12月30日 (水)

名港陸運分会のKさんが地位確認の裁判を提訴

 名港海運グループの「名港陸運」で働く名港陸運分会の仲間であるKさんが、平成27年12月25日名古屋地方裁判所に対し、労働契約上の権利を有する地位にあることを確認し、判決確定日までの賃金の支払いを求める等を請求する裁判を提訴しました。

 Kさんは平成26年8月より病気で休職していましたが、医師に仕事復帰の診断を受け、平成27年8月末に「9月23日以降仕事復帰可能」の医師診断書を送付し復職を求めました。その後、復職に向けた所定の手続きも拘わらず、会社により「10月20日休職期間満了により退職扱い」を受けました。

 しかし会社はKさんに産業医の受診すら指示も、Kさんに体調の確認もしないまま、一方的に復職できないと決めつけたのです。また、ユニオンが10月5日にKさんの復職に向けた交渉を申し入れをおこなっていたにもかかわらず、その後一方的にKさんに退職を通告するという不誠実な対応です。

 Kさんはただちにユニオンの顧問弁護士と打合せし、今回の裁判を行うことを決意したものです。今後のKさんの闘いにご支援、よろしくお願いします。

2012年3月20日 (火)

名港陸運分会、労使協定を締結

3月19日、この間あしかけ2年間の交渉をへて、名港陸運分会が会社(名港陸運…名港海運のグループ企業)との労使協定を締結しました。

偽装請負から派遣先の正社員となっても既存の社員と様々な点で差別的な労務管理を受けてきた労働者が名古屋ふれあいユニオンに加入し「名港陸運分会」を結成。

その後ねばり強い交渉積み重ね、このたび労使協定の締結を迎えることとなった。

給与体系の全面的改訂、賞与や退職金の平等化、労働日数の確定等、さまざまな前進を得ることができた。勿論、改善すべき点はまだまだたくさんあるが、「対等な労使関係」を築く上での「ベース」ができたものとして、評価したい。

分会の仲間は仕事においては不規則なシフト勤務を責任を持って担っている。結束力も固い。今後のますますの活躍に期待したい。